2017年7月
アラスカに行きたいなあ、でも、遠い。。。と、なかなか勇足でアラスカ州まで旅行に出ることができてない方もいらっしゃるかもしれません。しかし、意外とシアトルからは3時間でアンカレッジに行けるので、難易度はそこまで高くない。もしくは、ハワイからもフライトが出ていたり、うまく都市とフライトを組み合わせせたらアラスカ旅行も夢ではありません。
夏のアラスカと言えば、デナリ山が姿を現すデナリ国立公園と氷河クルーズの2大観光は欠かせませんので、今回はデナリ国立公園についてお話します。
写真は全て実際に私たちが撮影した画像です。お天気に恵まれ、デナリ山は数日に1回しか顔を出さないといわれている中、1日中美しいお姿を見せてくれていました。
デナリ国立公園 アクセス 観光時期
(1) アンカレッジからフェアバンクス セルフドライブ
デナリ国立公園まではアンカレッジからフェアバンクスへと抜けるルートで行きました。600Kmほどに及ぶ距離です。
こちらが私たちの日程です。
(Day1)
アンカレッジ午前11時ごろ出発 午後7時ごろデナリ到着
(Day2)
一日デナリ国立公園シャトルで観光
午後7時ごろデナリ発 午後10時ごろフェアバンクス着 フェアバンクス深夜発のフライトでシアトルへ
すでにアンカレッジに2泊していたので、ランチをスーパーで購入して少しゆっくり目にデナリ国立公園に向けてアンカレッジから車を走らせました。また、国立公園観光は1日あれば満喫できそうだったので、観光後にフェアバンクスに移動してからそのままフライトで移動という強行日程にしました。この後もグランドキャニアオンやモニュメントバレーなどの観光が控えていたので、時間を稼ぐ為にも夜間フライトを選びました。
レンタカーはアンカレッジで借りて、フェアバンクスで返却という片道でのレンタルだったので、同じ場所に返却するより少し割高の$220でした。片道にした理由は下記。
- フェアバンクスが近いので往復することも可能だったが、氷河クルーズなどアンカレッジの方が観光に向いていた
- 5時間かけてアンカレッジに戻る往復のルートは時間ロスと体力的にきつい
- フライトが、アンカレッジ着フェアバンクス発で安いのを見つけれた(アラスカ航空)
アンカレッジも比較的小さな町ですし、運転をしにくい事はないでしょう。私たちは他にもアメリカだとマイアミやフェニックスなど大きな街を運転しましたが、アラスカが一番運転しやすい場所でした。道も間違える事も無いほど一本道が走ってますし、アラスカはセルフドライブがオススメです。
運転は無理だという場合は、鉄道とバスも観光シーズンに走っているのでそちらもご利用ください。ただ、1日1本など、時間が限られてしまうので、他の観光やフライトの兼ね合いも十分吟味してください。
(2) デナリ国立公園 観光時期
観光シーズン 5月下旬から9月中旬
公園内のワンダーレイクまでいける時期 6月上旬から9月中旬
国立公園内はあまり遠くまでレンタカーなど自分の足で入ることができないので、事実上、観光シャトルが走る観光シーズンが旅行客が観光にいける時期です。夏休み辺り(7−8月)はホテルもかなり高額で、予約すら難しいので、時期をずらせるなら7月初旬または8月下旬あたりの夏休み真っ盛りから外すのがオススメ。
ただ、難しいなら、忙しそうな時期にぶつかっても大丈夫。計画さえちゃんと事前にしておけば、ホテルも観光シャトルも早めに押さえる事が可能です。
(3) ホテルについて
国立公園内や徒歩で動き回れるホテルは限られています。観光シーズンは高いし、部屋確保も難しいのが現実でした。実際、半年前の2月ごろでも大手の宿泊サイトではほぼ販売がされていない状態です。おすすめは、国立公園から少し離れた場所にあるこちらのホテル。地域で言うとヒーリーという地名です。
国立公園入り口あたりから15Km弱あるので車が無いと移動できませんが、レンタカーの方は公園内にわざわざ宿泊しなくても少しの移動で快適に安く泊まれます。1泊$150でした。内装も可愛らしく清潔でしたし、屋外の景色も大自然を感じることができます。
予約方法は、Booking.comやExpediaなどの主要ホテルサイトでは空室なしとなりましたが、直接ホテルのオフィシャルサイトより申し込むことができます。一度、日にちを1日移動させる必要があったのですが、Eメールでのやり取りもスムーズでした。
(4) ショップやレストラン情報
国立公園の入り口に、一通りのお店がそろっています。そこが、唯一の「町」と言ってもいいかもしれません。スーパーマーケットやレストラン、24時間営業のサブウェイ(サンドイッチショップ)もあります。観光開始時間が早朝なので、24時間オープンは助かります。(実際、真夜中に開けている理由は謎ですが)
実際私たちが利用したのはこちら
Denali Dog House トナカイ肉のホットドックのカフェ。普通に美味しいです。土産話にぜひトライしてみては。
アラスカでサーモンを食べたかったのでサーモンを出してくれるレストラン。
もちろんお肉がプリプリして美味しかったです!少し、お値段はお高めです。
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観光シャトルと観光詳細
(1) 観光シャトル概要
デナリ国立公園はその中を走るの道は1本だけ。途中途中の観光スポットを結んで走るのがシャトルバスです。
#1 サベージリバー
#2 トクラット
#3 アイルソンビジターセンター
#4 ワンダーレイク
#5 カンティシュナ
上記5箇所がバス停で、それぞれ時刻表があり、バスが往復しています。
バスはガイドコメント付きとコメント無しの2種類あるが、コメント付きは料金が一気に上がるのでコメント無しの物で十分。ドライバーさんは、動物を見つけたら停車したりゆっくり走ってくれたりするのでコメント無しでも十分楽しめました。
料金(大人) | |
コメント無し | $85.50-$222.25 |
コメント付き | $47.75 |
(2) 予約方法
事前の予約が必要です。現地で当日席も売られているのですが、思い通りに席が取れない可能性が高いです。私たちが行った時も朝一にチケットセンターで何人も列を作っていました。そこで、買えている席も遅い時間のものだったので、早く行ってもすぐに朝の便は売り切れていました。
日程が決まったら、オンラインでチケットを購入しておく事が重要です。こちらが、デナリ国立公園のオフィシャルサイトです。コメント無しのシャトルバスについてのページとなります。
RESERVATIONSの欄の Make reservation online に行ってください。
下記の通り、①ツアーを選ぶドロップダウン②ツアー内容ですので、ご自分が行きたいツアーを選んでそのまま購入に進んで行ってください。クレジットカードで支払いが可能です。
購入後は予約表を持ってビジターセンター内のチケットセンターで発券をしてもらう必要があります。私たちは朝一のシャトルだったので、チケットセンターでスムーズに発券できるか心配でしたが、スタッフは時間より早めにスタンバイしていたので当日でも問題なく発券してもらえました。ただ、列には並ぶので、余裕があれば前日にでも発券をしておいた方がスムーズです。
(3) シャトル詳細
どこまでシャトルバスで観光に出かけようかと迷われるかと思いますが、私たちもかなり迷いました。結果、それでよかったと思うのですが、ワンダーレイクまでの往復にしました。
時間がない方はアイルソンビジターセンターまででも十分楽しめます。実際、アイルソンビジターセンターからのデナリ山が一番美しくシャッターを切れる場所ですし、そこからワンダーレイクまでも結構遠いです。
ただ、その途中の車窓は天気が良ければ最高です。
(5) 逆さデナリ(マッキンリーー山)
逆さデナリ山がワンダーレイクに移る姿を写真におさめるためにワンダーレイクまで行く人もいます。
アイルソンビジターセンターとワンダーレイクの停留所の間のY字路で運転手さんに降ろしてもらって、そこで写真を撮って徒歩でワンダーレイクの停留所まで行くというのがスムーズです。私たちの時は、適当な場所でそれに近い写真を撮れるスポットで運転手さんがフォトストップをしてくれたので、みんなバスを降りて写真を撮りました。が、少しでも風が吹いていると水面は揺れて上手に写真は撮れません。
どうしてもという人はそこから歩いてさらに撮影しやすいスポットで待機して写真という選択肢も与えられていましたが、私たちはそこまで思いいれが無かったのでその乗ってきたバスから降りて別行動はしませんでした。その様にした別の理由が次のポイント。
(6) 乗り降り自由と帰りのバスの予約不可ルール
シャトルバスは乗り降り自由です。
ビジターセンターを出発する行きの方向は予約が必要です。ただ、そこを出てしまえば、途中の停留所で降りて、次のシャトルに乗ることがルール上可能です。
ただ、私たちが実際に目にしたのは、途中のどの停留所から乗りたがった人も席が無く、次を待ってくれと言われていた光景です。たまにラッキーな人は、何とか乗れた人もいるのですが、その人たちによると何十分も待って、何台かのシャトルをやり過ごしたとのこと。ワンダーレイクの帰路の出発地点からでさえ、1時間以上は待っているという人たちもいました。
なぜ、乗れないかというと、降りる人がいないのです。私たちのように。乗っていれば、その席は確保できるので、下手に降りてしまうと次いつシャトルに乗れるか保証が無い状況を目の当たりにしている人たちは基本降りようとしませんでした。
もちろん、途中途中の停留所では運転手さんの休憩も挟むので30分以上の停車時間があるので、アイルソンビジターセンターなど見所が多いところもセンター内やちょっとしたトレッキングをする時間も含まれています。また、帰りも同じ道を通り、同じ場所で停まるので、行きに見そびれたものは帰りにチェックできます。
自分が乗ってきたシャトルにずっと乗っておくのが一番というのが私たちの感想です。
(7) 食事について
一旦、観光シャトルに乗ってしまうと食べ物を販売している場所がゼロです。自分たちで、事前に食べ物を持ち込まないといけません。そうは言っても、と、思わないでください。本当にありません。。。
私たちは、公園入り口にあるサブウェイでランチを買って持ち込みました。車内で飲食はOKです。飲料水なども忘れずに準備してくださいね。
蛇足ですが、シャトルは1-2時間おきに停まりますので、お手洗いは休憩の度に機会があるので安心ですね。
(8) 公園で出会える動物たちとシャトルバスの座席
シャトルバス車窓より野生の動物に出会えます。
これはもう運しかありません。ドライバーさんが、遠くにいる動物たちを見つけるのが上手です。そして、この動物たちは右でも左でも顔をだしてきます。
行きしなは進行方向向かって右側の山腹の方がどちらかと言うと動物たちが出てきました。朝は右席の方が動物が出てくる確率が高いようです。なので、動物が見たい人は、右席に着いたほうがいいです。
ただ、デナリ山が見えるのは左側の席の方が開けているので、車窓の風景は断然左が美しい。
どうしても動物がみたい人は右
デナリ山をきれいに見たい人は左
が、無難でしょうか。天気が芳しくない場合は右席の方が楽しめるかもしれないです。
デナリ国立公園は外せない観光地
アラスカに来たのなら、デナリ国立公園はぜひ訪れましょう。日本では目にすることがない雄大な自然を体験できます。
さらに、アンカレッジなどからセルフドライブでアラスカを駆け巡れば、アラスカの広大さに感動すること間違いなしです。
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