【オーティスレディング 名曲ドックオブザベイ】サウサリートで名曲が生まれる!サンフランシスコからの行き方も

北米
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オーティスレディング R&Bのキング 名曲ドックオブザベイの気分に浸る

1967年に飛行機事故で26歳の若さで亡くなった偉大なR&Bシンガーのオーティスレディングさんの最後の名盤ドックオブザベイ Dock of the Bayが生み出された町が、サンフランシスコからゴールデンゲートブリッジを渡った向こう岸にある港町サウサリート。最初のサンフランシスコ観光では、訪れる方も少ないかもしれません。サウサリートはアーティストの町として有名で、時間が許される限りはぜひ皆さんに訪れてみていただきたい可愛らしい町。

103もオーティスなどの曲をリアルタイムで聴いてはいなかったのだが、母親の影響で小学生の頃から洋楽、しかも60年代70年代のものが大好きでした。このドックオブザベイは、今も昔も大好きな曲でした。小学生の女の子の趣味としてはかなり渋いです(笑)

オーティスレディングといえば、ソウルもしくはR&Bミュージックというイメージで、代表曲は『セキュリティ』や『リスペクト』などなどが有名です。とにかくソウルフルな曲調ですので、現代もそのメロディは廃れることなくスーパークールなのです。

私103は、アップテンポのものより、ペインインマイハートなど感情が湧き出るような曲がお気に入り。また、同時に彼のベスト曲として外せないのが『FaFaFaFaFA(Sad Song)』オーティスの特徴のトランペットの響きが悲しみを上手に表現してくれています。これは、本当に名曲です。

Otis Redding – Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song) (1966)

そのなかで、彼の遺作となったのが前述のドックオブザベイだ。

Otis Redding – (Sittin' On) The Dock Of The Bay (Official Music Video)

故郷を離れて新しい世界に足を突っ込んだオーティスのなんだか淋しさや虚しさがにじみ出ていて、その同じ港の波を見て見たいものだと常々思っていた。

I left my home in Georgia

Headed for the ‘Frisco bay

Cause I’ve had nothing to live for

And look like nothin’s gonna come my way

南部ジョージアを出て、都会サンフランシスコにやってきて、レコーディングを行っていたオーティスが、おだやかなサンフランシスコ湾の波をみながら、きっとこれから待ち受けている大きな世界に少しばかり不安や期待が入り混じっていたのか。

Look like nothing’s gonna change

Everything still remains the same

I can’t do what ten people tell me to do

So I guess I’ll remain the same, yes

何か変わっていきそうな予感の中で、でも自分は自分で変わらないだろうという決意みたいなものも感じられますね。

オーティスは1967年の夏にサウサリートのボートハウス(下記)を借りて、この曲を作りあげたとのことです。その後、同年12月にレコーディングを完了した数日後に飛行機事故で亡くなっています。

サンフランシスコ 芸術の町サウサリートへの行き方 ゴールデンゲートブリッジを越えて

サンフランシスコに観光に来たら、ゴールデンゲートブリッジには皆さん足を運ばれるのではないでしょうか。そちらから、橋を渡った対岸の町がサウサリート芸術家が好んで暮らしている雰囲気の良い町です。

しかしながら、ゴールデンゲートブリッジの対岸は、そのまま観光の足を延ばして簡単にいけないのが玉に瑕です。

(今回は、写真が少ないです。このあと、NYでスリにあって、iPhoneを失くしてしまいました。。。数少ない生き残った写真たちのみの登場となります)

サウサリートへの行き方

(1)ゴールデンゲートブリッジから徒歩

ゴールデン・ゲート・ブリッジ・ビスタ・ポイント to Waldo Point Harbor

一番、ハードルが高いかもしれないですが、時間のある方にはおすすめの行き方。実際、私も過去に2度、サウサリートを訪れているのですが、1度目はこの方法をとりました。

サンフランシスコ側にある展望台から橋を渡り2.8Kmほどのゴールデンゲートブリッジを歩いてわたります。橋は、自転車と歩行者が行きかうのに十分な幅があるので歩きやすいです。ただ、強風のときは、橋がゆれて感じるぐらい多少のおっかなさがあるかもしれませんが、それもまたこの橋が建設されるにあたっての建設に関わった方の大変さへの思いを馳せながらの良い経験です。

橋を渡りきった先の対岸にまた展望台があります。そちらにトイレもあるので一旦休憩です。実は、私は、サウサリートまで9Kmもあるとそこまで深く考えずに歩き始めていたため、この橋を渡りきった先あたりで、断念しようかとタクシーを捜しました。が、相当ラッキーでない限り、タクシーがそこに止まっていることはありません。

ただ、2回目に来たときに知ったのですが、市バスの乗り場がありますので、ここからバスに乗る手もあります。

それを知らない私103は、Googleマップの通り、ずんずんとサウサリートへ向けて歩きました。途中は歩道がほぼないような山道を進みますが、基本的にサンフランシスコ側からくると坂を下りる形なので容易に歩けます。途中、バイカーたちがたくさん横を通り過ぎていきます。

山を降りきったあたりから可愛らしい家々が見えてきて、またコーストラインが現れます。お金持ちのお家なんだろうな、とわかる素敵なビーチハウスが立ち並んでいます。

そこまできたらサウサリートはすぐそばです。だいたい、少なくとも2時間から3時間は見ておいてください。でも、時間はあっという間に感じますよ。ゴールデンゲートを渡る経験なんてなかなか出来ないので、ぜひ、チャレンジして頂きたい!

(2)ゴールデンゲートブリッジから市バス

こちらが無難な行き方です。

ただ、気をつけないといけないのが、サンフランシスコ市内で利用できるミュニバスなどの共通一日券などが使えません。よって、別途、現金かクリッパーカードやミュニアプリなどが必要になります。現金で片道$6ほどするので、バスにしては結構高めな料金設定です。

デイパスを持っていたので、ゴールデンゲートブリッジで茶系色のゴールデンゲートトランジットに乗り換えました。運転手さんたちは親切なので、サウサリート(そのままの発音でOK!)に行くか聞いてから乗車しましょう。

(3)フィッシャーマンズワーフからフェリーで

歩いてサウサリートへ行った1回目では、帰りはフェリーでフィッシャーマンズワーフに戻りました。こちらもおすすめです。ショートクルーズ気分!

レンタルサイクルをしている人も多く、フェリーにそのまま自転車を乗せることもできるようでした。サンフランシスコ側はピア41に到着する2社が運行しています。

現金だと$12ほどするので高額ですがクリッパーカードで半額近くになるようなので、クリッパーカードがあれば便利ですね。デイパスを持っていたら、サウサリートへ行く以外はクリッパーカードが不要ではあるので、自分の動きを考えてから購入が良いですね。クリッパーカードは最低$20での販売になるので、使いきれない可能性もあります。ケーブルカーに乗ることを考えたら、やはりデイパスが便利ではありまあすね。

オーティスレディング ドックオブザベイの世界が好きなら サウサリートへ

とても素朴な歌詞なので、その歌詞に対する思い入れを体感するために、その歌ができた場所で同じ空気を吸ってみるということは価値があることだと思います。

世界中どこで暮らしていても同じだと思います。故郷を後にして新しい土地に到着し、その新しい美しい風景を眺めます。そして、改めて、自分の頭や心の中にあるものがクリアに見える事がありませんか。サウサリートの潮風や青い海と青い空が、あのオーティスレディングの名曲を生み出したのだと感慨深く思っていただけるはずです。そして、それが、彼の短い生涯の最後の曲になったと考えると、人生の儚さに腹立たしさをも覚えながらも、サウサリートの波止場にはゆらゆらと優しい波がその人生の力強さも感じさせてくれました。

もちろん、オーティスレディングやドックオブザベイに思い入れがなくても、サウサリートの町はおしゃれで可愛らしいおもちゃ箱のような町なみなので、特に女性やアートが好きな方におすすめです。クリスマスシーズンにはショーウィンドウの飾りつけがなんとも素敵でした。対岸のサンフランシスコの街並みと、行きかうフェリーや、穏やかな波を見ながらのカフェタイムで、旅に出たんだなという思いを実感してください。

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