購入が決まったら、コントラクトにサインしたり、建物建築検査をしたりと、いろいろな事が同時で起こり始めます。よって、このデポジットの支払いというのがどのタイミングになるかはケースバイケースになるのかもしれませんが、私の場合、前回説明した建物検査と同時あたりで発生しました。
デポジットとは購入価格の一部を預かり金、保証金として支払う仕組みです。コントラクトにサインをしたら、一定期限以内に現金での支払いが必要です。
金額は購入価格の2.5−10%が一般的とありました。このパーセンテージも、コントラクトの際に項目に入っているので、コントラクトにサインした際に同意していることになります。もちろん、パーセンテージを上げるほど、売り手に魅力的なバイヤーになるのだと思われます。
私の場合は10%のデポジットを支払うことに同意していましたので、サイン後早急に手配をしました。その際に気をつけることは下記となります。
- 現金が必要になる
- ソリシターを通して支払う
それほど難しいプロセスではありません。
ただ、私の場合として、どのような問題があったかをお伝えいたします。
まず、現金が必要になるという点なのですが、実は私は銀行口座に入れておいたほとんどの額を定期(タームデポジット口座)にしていたため、解約をする時間がかかってしまったというのが問題でした。これは、もちろん、事前に把握しておけば問題は回避できたのですが、何せ初めての経験だったので、不覚にもパッと引き出せる現金を用意するのに数日かかってしまいました。
そもそも、1年ほど前に銀行からセールスの電話があり、定期口座を勧められるがままに大半を定期にしてしまっていました。その際、銀行からも「家の購入予定は?」と聞かれて、その時は全く予定してなかったので、ついつい定期を作っていました。
もちろん、最終的に、別に失ったお金はなくプラスにはなっているのですが、意外と解約などが時間が必要立ったのが困った点です。
また、送金額も大きかったため、ネット送金ができませんでした。そのため、支店に足を運ぶ必要ができました。その時もたまたま急用の出張が入ってしまい、自分の住んでいる場所での対応ができないという問題に当たってしまい、出張先で銀行を探して回るということがありました。
何がここで重要かと言えば、コントラクトをサインした後は本当にスピーディーに物事が動き始めます。私の場合は2週間以内で支払いを済ませる約束でした。週末を入れると、2週間なんてあっという間です。なので、購入が決まった後の動きは自分が動きやすい状況にいることが重要だと思います。今まで以上に、時間の制限がある重要なやるべきことが多発してきます。
家を買う場合は、勢いで忙しい時期にやってしまうのもアリではありますが、少なくともコントラクトを結ぶあたりからは時間がフレキシブルに使える状況は作っておくことが良いと思います。
デポジットを支払ったあたりで、家を購入している実感が湧き始めます。自分の銀行口座からまとまった額が消えてしまったからです(笑)ここまでは、あまり実感がなかったのですが、結構な額が引き出された状態になったので、もう後戻りはできないなあ、と恐怖を感じたのを覚えています。
次は少し前後するのですが、コントラクトにサインした際に内容を吟味したポイントについてご案内します。
今までの購入ステップのまとめはこちら♪