【世界の終わりとハードボイルドワンダーランドを読んで】

映画、音楽と本
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どうも 眠狂四朗 ことNEMUです。

まあ、眠狂四朗は全く関係ないですが、ボーっと生きてんじゃねえよ!とチコちゃんに怒られそうな自己紹介で始まりましたが、今頃と言われそうですが村上春樹さんの代表作

「ハードボイルドワンダーランド」を読んだ感想を今頃勝手に書こうと思いました。

村上春樹さんは呼び捨てか 村上氏と呼ぼうか迷いましたが、あえてラジオを聞いてそのダンディなお声を拝聴した者として、そしてエッセイやコラムを読んで親しみを勝手に持った者として、さんづけでここでは書きたいと思います。(勝手にしろって? はい そうします 笑)

といっても多くのハルキストが色んなとこでこの作品について語ってるので、もう私が何をいわんやですが、不思議な作品でした。そして、あの小説が書かれたのがバブル崩壊前の日本 昭和60年に出版というのも村上さんの凄さを感じます。

さらに村上さんほどの作家となると世界中にファンがいて多くの評論家や専門家が分析してるので私ごときがここで論評はおこがましいので、あくまで感想です。

私も村上さんの作品は実は読んだのは 長編だと「風の歌を聴け」「スプートニクの恋人」「ノルウェイの森」「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」そしてこの「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」 のみ。 あとはエッセイや旅行記と言った感じ

私はつまるところ全くハルキストではないですが…。

というかハルキストという呼び名自体がどうなのか?

村上さん自身も何かで読者の質問に ハルキストより村上主義と言ってもらいたいと書いてたような。   という事で私の村上さん愛は他の多くのファンには到底及びせんが、なのでよく言えば忖度なしの世界の終わりとハードボイルドワンダーランドの感想が言えるのかなとは思うのですが。。。

ただ村上さんの小説常にテーマは一貫してて生や死 性や愛や希望 苦難 孤独 恐怖や弱さそんなものが時にSF風に時に恋愛小説風に描かれ

この世界の終りとハードボイルドワンダーランドも主人公僕という人間の世界が壁の世界であり

そこに住む人も全てが 僕の心であり、壁や水の溜まり、川、図書館の彼女、大佐、門番、金色の獣、森にすむ男、そして影。

そこに僕自身の心の葛藤やトラウマや 人生の意味とは?とても哲学的でありそれをあの時代にあの世界観で書いた村上さんの力にはただ圧倒的な何かを感じました。

という訳で色々ごちゃごちゃ思いのたけを書きましたが、やはり本ってすごいですし、またこういった話をを書く作家の凄さも感じました。

生きていれば絶望は必ず人生にはつきものだが、でも希望があるそんな風に感じさせてくれる作品でした。

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