【海外就職 オーストラリア ワーキングホリデー実践編】

就職
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オーストラリア 就職へのステップ

2006年7月

オーストラリアシドニーでの仕事ゲットの実体験です。

かなり時間も経つので状況は変わっているかもしれませんが

根本は違いはないと考えています。

筆者103についてはこちらをご参照ください。

NZのワーホリを1年で終え、そのままオーストラリアに入国。

手にあるものはスーツケース1つとNZ$1000。

そして、ある程度のNZでの英語での仕事経験。

(1)ワーキングホリデービザを有効活用する意識を持つ

時間も資金も限られている事を認識する。期限付きのワーホリビザを一日でも無駄にしないように意識しよう!

自分にとっての正攻法だと思っているのですが、とにかく私は追い込んでおいた方が結果が出やすい体質であるという事。

のんびりやってたら、気づかぬまに、時間だけが過ぎ、何も生まれていないこともある。だからこそ、動かなきゃダメな状況に持っていく。

今回の場合は、最初に予約したバックパッカーも1週間、さらに所持金が少ない。

まずは、1週間で住む場所を決めて、あと次の1週間で仕事を決めようと計画を立てました。

住む場所はGumtreeというオンラインコミュニティーで簡単に見つける事ができました。Gumtreeは現在でもオーストラリア人が気軽に利用しているサイトです。セカンドハンドなどの売買にも使われています。

まずは、1つのハードルクリア。

(2)求人の見つけ方

次が仕事探しですが、なんだか見つからない気がしませんでした。強気です。

NZでの経験が観光業と留学関連だったので、オーストラリアでは後者の方で仕事を見つけたいと考えていました。

求人を見つける際はオーストラリアの日本語求人サイトを参照にしました。いくつかありますが、だいたい同じ求人をどちらのサイトでも掲載している事が多いです。

私自信も、求人を出していた立場になってみると、結局どのサイトで探しても同じものが見つかる理由がわかりました。なぜなら、企業は少しでも多くの応募者を募りたいので、なるべく目につくように色々なサイトに載せます。そして、上記は全て無料で投稿可能なので、多くの人事の人がフォーマットを作って求人情報を気軽にアップしているはずです。

(3)求人はたくさん応募しよう

目標は高く持ち、自分の強みを信じて、それを相手に伝える努力をする。失敗してもOKなので、マイナス思考は海外就職では捨てる事!

2件、留学センターのカウンセラーの面接を受けました。

1件は、お堅い感じのいかにも日本的なオフィスでの面接で、こちらは「あなたぐらいの経歴では無理」と言うような感じで、またビザがワーキングホリデーということもあり不合格。

2件目は、海外でよくある「インターン」という名目で、『無料報酬だけど経験はつけたい人用』結構、こき使われるであろうことを感じとったし、ボランティアでなく、お金を生み出す仕事経験をつけることに意味があると信じていたので、こちらも面接時に辞退させていただいた。

2件とも上手くいかなかった。数を打ってもあたってない。

(4)飛び込みというチャンスも視野に入れる

次に思いついたのが、日本語カウンセラーがいない語学学校をピンポイントで調べて、そこで自分を売り込もうという戦法。

これは2件の語学学校が面接の機会を与えてくれたのだが、どちらもワーキングホリデービザだと最長6ヶ月のみの就業では新しいポジションを作ってまで私を雇うリスクを取れないとのことでした。

ただ、面接の時間を頂けただけでも得るものはありました。自分で、アイデアを考えて挑戦する事への正当性を自分に植え込む事ができました。

採用する側にまわった時に、(正しかろうが間違っていようが)候補者が自分の明確なビジョンが描けているというのはとても重要な事だと知ったからです。

しかしながら、採用してもらえなかった私もがっくりきて、私の能力もそこまでか。。。と、落ち込む中、これで6日ほどが経っていきました。それでも、1週間以内で結構動いています。

(5)募集要項にそぐわなくても挑戦することは大切

相手が見つけるであろう自分のマイナス点を先回りで潰して行く。マイナス要素の克服方法を先に解決してあげる

そして、ダメ元で履歴書を送ったのが、ある語学学校の短期コースのコーディネイターの仕事です。

最低条件のビザの欄に「ワーキングホリデービザ不可」とありました。

そこでふるいに掛けられているのですが、そのふるいを無視してみました。ただ、もちろん、「六ヶ月以内の仕事なのでビザ的に問題ない」ことと「NZでの経験」を伝え、面接の機会を頂けないか丁寧に尋ねたところ、すぐ連絡がありました。

「永住権の人を対象にしていたが、面接に念のため来てください」と。

そこから、話がうまく進み、無事、四ヶ月の期限付きでしたが語学学校のコーディネイターの仕事をつかむ事ができました。今でも、自分はこの仕事がもらえて本当にラッキーだったとつくづく思います。

(6)自分の経歴を客観視して、利用するテクニック

仕事がもらえた決め手は、ただ1点です。

相手が求めている仕事を責任持って遂行する能力と自信があることを提示する

  • NZで留学生のお世話をした経験
  • 日本の留学エージェントとのやりとりの経験
  • ホストファミリーを開拓して、生徒を送っていた経験
  • 留学プログラムを構築した経験

などなど、完全に仕事の募集要項に合致しなくても、何かしらかすってそうなポイントを網羅していきました。

ちなみに、今回の仕事の大まかな業務はこちら。

  • 学校の先生の補助
  • 生徒のカウンセリング
  • ホームステイファミリーとの連絡
  • アクティビティ施設への予約確認
  • 生徒専用の夜間緊急電話の対応

経歴を客観視することはとても大切です。当たり前の仕事でも、その仕事を大概的に見ると『コミュニケーション能力』『リーダーシップ能力』『リサーチ能力』など、自分の経験と似通った業務を見つける事ができたらそこを強調してください。

自分の経歴は自分が自信を持って語れる分野だと思いますので、説得力も高まりますし、熱意も伝わるはずです。ひとつ忘れてはいけないのが、責任感があることもキチッと伝えましょう。ワーホリなので、遊び感覚で仕事を求めているという印象を与えない様に気をつけましょうね。

Win Winの関係性が築ける将来性を相手に示す事で、ビザの種類も克服できる。仕事をゲットした後に、何を得たいのかを明確に描ける人間の方が海外では重宝される!

結局、私はこのコーディネイターの仕事があったからこそ次につながって行ったと考えています。

ラッキーだったのは業務の中に「学生を連れて観光する」という課外授業があったので、オーストラリア到着早々、シドニー中を観光してまわました。多分、この仕事をしていなければわざわざ行ってなかっただろう博物館やら美術館やら、ファームステイ、動物園、とにかく観光と言う観光を網羅できました。子供達の安全管理と言う責任を伴う仕事ではありましたが、自分も学びながら給料も稼げる最高の仕事でした。

そして、責任ある仕事を任せてもらえたので、オーストラリア来て早々、しっかりとした経験・職歴をつける事が出来たのが、将来的に自分の強みにもなりました。

(7)ワーキングホリデービザでも履歴書に書ける職歴を蓄積することは可能!

海外で仕事を見つける際、ワーホリビザというだけで間口が狭い事は多々あります。会社としても、少しでも長く働いてもらえた方がうれしい場合が多いわけだし。しかし、それでも、向こうが求めている能力に自分がいかに見合うかを伝える事ができれば、ワーホリビザでも雇ってもらえる機会を生み出すことも可能だと経験をもって信じています。

また、やはりオーストラリアや英語圏にワーホリに行くなら英語力もつけるに越した事がないです。自分から勉強をしていかないと、オーストラリアにいるだけでは英語力が思う様につかないと言う人も多いです。TOEIC910点の私103の英語のおすすめ学習方法はこちらです。日本に戻ったときに自分の英語力を示す事ができる様にぜひ英語力アップも心掛けてください。

その後もラッキーは続き、ステップアップを続けながら、オーストラリア永住権も取得しております。常に大切にしているのは、数歩先を見て、真摯にまた戦略的に動く姿勢を保ち続ける事です。永住権は最終目標でなく、これから広がって行く有望な世界への入り口だと思っています。

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