【世界遺産 奈良吉野 桜も紅葉も】日帰り徒歩だけで周れるのか

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京都の華やかさに比べると奈良の地味だけどリピートしたくなる親近感が大好き。奈良の中心は何度も周ったので今回は足を伸ばして吉野山まで行ってみます。奈良市内や京都からでも日帰りでも行ける大自然いっぱいの吉野観光の紹介です。

なるべくお金をかけずに徒歩中心でもしっかり満喫できますよ。

私たちは2021年の花見シーズンに行ってきました。

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吉野山へのアクセス まずは近鉄吉野駅へ 奈良市内も京都も

桜で有名な吉野山ですが、名前の通り吉野の山が目的地です。何の情報もなく調べ始めた時、そこが一番イメージが湧きづらかった。

吉野駅に行けば有名な桜の名所を見ることができるのでなく、そこから山の上に広がる数々の観光名所へさらにアクセスすることが必要だったのです。

吉野駅アクセス

近鉄一択

特急か急行かの違いのみ

吉野が付く名称が多いので混乱しがちですが、最初の目的地は近鉄吉野駅

そこに向かうためには同じ線路を走る特急か急行かのどちらかに乗車します。違いは乗車時間、乗り換え回数と料金ですね。京都方面から来る場合の特急も橿原神宮前駅で乗り換えが必要となりますが1時間45分ほどで到着可能なので時間を短縮されたい方は特急の利用がおすすめです。

少しでも料金を押さえたい方は特急料金を支払わずに急行のみでの移動も有りですよ。私たちは京都に住んでいますが、奈良観光はいつも特急は使いません。吉野まで行った時も、余裕を持って前泊で奈良入りしました。奈良県は日帰り観光で終わる都市で有名ですが、奈良の夜の町歩きもライトアップもあって素敵です。京都や大阪と合わせて観光の方は奈良泊もオススメです。奈良から吉野駅へのアクセスですと

近鉄が販売している奈良世界遺産フリー切符奈良斑鳩吉野3日で京都や大阪から奈良を満喫というのがお得に楽しめますよ。

似たような切符名がありますが吉野まで足を伸ばすにはこの3日切符がお得です。2日切符では吉野まで行けません。この3日切符の方に含まれてるのは室戸寺など東の観光名所や法隆寺のある斑鳩も含まれているので、3日間で吉野と上手く組み合わせるのもありですね。奈良の市バスも乗り放題なのでしっかり元を取ることができますよ。

仮に奈良から出発したら特急に乗らずに吉野駅までは1時間45分程です。京都と奈良間も特急使わずに1時間弱なので、吉野山へたっぷり時間を取れてさらに少しでも安く行けるのは奈良から出発する方がおすすめです。

奈良で気をつけたいのは近鉄奈良駅とJR奈良駅が少し距離があります。歩いて15〜20分程度ですが近鉄奈良駅に向けて多少上り坂になってます。また駅周辺の活気としては近鉄奈良駅が商店街と連結してますが、数回行った印象だと夜になるとかなりしんみり感がありました。JR奈良駅の方が遅くまで開いているイオンがあったりネオン的に明るい印象だったので毎回ホテルはJR側にしています。よって、吉野駅などへ向かうときには毎回近鉄奈良駅に移動が必要なので市バス乗り放題は気楽にバスに乗り降りできておすすめです。

吉野駅から吉野山へのアクセス

近鉄吉野駅まで到着しました。

ここから山へと向かっていきます。

ロープウェイで山頂へ向かうかどうか

観光シーズンに合わせて臨時のバスなどが運行されていますので情報がわかりにくいかもしれません。要は、吉野山の上に向かう方法と吉野山の上に繰り広げられる観光地の周り方なのです。地図に高低差が書かれてないのがわかりにくさの原因かと思っています。

吉野駅が地上だとすると吉野山駅と言うロープウェイを登り切った駅があります。そこで吉野山の高さを一気に上がるかどうかが肝となります。実はそこが高低差が一番あるところで、ロープウェイで一駅来ればそこから奥に続く中千本や奥千本と言う吉野山の奥行きの高低差は攻略可能だと言うことが体験としてわかりました。

ロープウェイの上側の駅からバスも出ていたり、またそこまでの距離も季節によって別のバスが出ていたりする上に駅名、バス停留所名が似たり寄ったりなのでわかりにくいのです。

ポイントはロープウェイもしくは期間限定のバスで山を一気に登るかどうか。

私たちは行きは時間と体力温存のためにロープウェイを利用しました。ロープウェイ沿いにハイキングコースもありますが高低差があることと、その後のハイキングを考えてもロープウェイの利用価値は高いと思います。

中千本と奥千本 アクセスとモデルルート

最初の山を登り切ったロープウェイ上側の吉野山駅から近鉄吉野駅に戻るまで1日がかりでハイキングをしました。中千本から奥千本、一番山奥深い金峰神社まで徒歩だけで制覇しています。

体力としては、getbusylivingworld2人のNemuは観光地でのハイキング上級者ですが103は運動音痴です。例えば、Nemuはダイヤモンドヘッドや凱旋門やマチュピチュのワイナピチュ山も進んで登る人。103はかろうじてマチュピチュはゆっくりと周ったけど、階段登りなどは避けたい人です(笑) そんな103もなんとか吉野山の奥千本まで歩きのみで制覇できたので、大体のイメージをわいてもらえるのでは無いでしょうか。

吉野山全体でも桜や紅葉だけでなく実は見どころがたくさんあるので、その見どころを結びながらのルートはこちらです。

吉野山 モデルルート

金峯山寺→勝手神社→花矢倉展望台→金峯神社→(下山)→中千本公園→如意輪寺→近鉄吉野駅

下山のポイントまでは基本的に登りです。ただ登りがキツくなるのは勝手神社を越えたあたりになりますので吉野山駅から勝手神社までは運動苦手な人も歩けると思います。と、言いますか、金峯山寺は立ち寄りポイントなのでシャトルバスなどで飛ばしてしまわずに歩いてアクセスした方が良いと言えます。

シャトルバスか徒歩か?

そこでポイントになったのが、勝手神社以降の動きです。勝手神社もしくは竹林院群芳園の2箇所のバス停留所があります。。体力に自信のない方、時間がない方はここでバスに乗るのが安全です。ただ問題は長蛇の列。

ロープウェイ後に観光しながら進んでいたので朝一のバスには間に合って無いのですが、どうしてもバスに乗りたい人は朝一で乗っておいた方が無難かもしれません。私達は昼頃だったのですが、少なくとも45分待ちとアナウンスしていました。バスはピストン運行しているので時刻表は無いとも言ってました。

団体旅行の人達も勝手神社辺りで解散となる様で、その後は行きたければ自分でシャトルバスに乗る様に添乗員さんから告げられていたので、個人客プラス団体客も交えて列がどんどん延びていっている印象です。

と言うことで、私たちは歩くことに。

吉野山の散策路は歩きやすい

実際、竹林院群芳園以降はキツイ上り坂になりますが整備された道を歩くので歩きにくさはありません。ゆっくり時間をかければ不可能では無いです。さらに、途中に徒歩だから立ち寄れる展望台などもあるので歩く意義もありますね。

上記に載せた地図で言うと黄緑のバスの路線ではない方を歩いて行った形です。バス路線を歩けるのかは分かりませんが、徒歩の方がたくさん向かっている方向に歩いていったら良いですね。皆さんたくさん歩いている人がいるので道に迷う事はないでしょう。

最終的にバスが終点として到着するのも奥千本の入り口までです。そこから金峰神社まで最後の上り坂があります。よって、バスで行ったとしても最後の部分は上り坂なのです。さらに西行庵まで足を伸ばすと山道を緩やかに登山する事になります。体力が許す方はここまで来たのなら西行庵まで頑張れば桜が山全体に広がる光景が拝めます。ただ、この最後の山道は少なくともスニーカーなど歩きやすい靴でないとたいへんだとおもいます。

下山は体力的には楽

朝一で出発して観光しながらロープウェイ以外は徒歩で一番奥まで制覇できたので今度は下山となります。登りを制覇出来たなら、時間があるなら下山ももちろん徒歩を選択することは体力的に可能でしょう。もちろん、バスで一気に戻ることもできます。

私たちの場合、行きに立ち寄れてないポイントに行きたかったので徒歩一択でした。そこが中千本から公園を抜けて如意輪寺を通過して近鉄吉野駅まで直接下山する方法です。中千本まではシャトルバスがタイミング良ければ乗ってもいいかもですが、舗装された道を下山するので体力はあまり必要ないのでバス代を払ってまでバスに乗らなくて良いかなっと言うのが私たちの感想です。

中千本まで降りてくると、桜の花見に適した広々とした公園があります。花見をしたいだけなら実はこの中千本辺りまでで良いとも言えます。下から向かって、勝手神社を少し超えた辺りの公園です。

体力自信なく、シャトルバス代金を抑えたい花見だけの方にオススメ

ロープウェイ→勝手神社→中千本公園

上記ルートだとシャトルバスを使わなくてもなんとか徒歩で気軽に周れる範囲です。

下山時に私たちは中千本公園に立ち寄りましたので夕方になっておりすでに花見客の方はチラホラ。もし2度目に吉野山へ花見に来るなら、私たちは中千本公園でゆっくり花見と言うルートで充分かなと考えています。奥千本の方が視界が開けて桜の山に囲まれた体験はできますが、そこへ行くまでの道のりを考えると単純に花見をしたければ中千本の桜のボリュームでも十分かなと感じました。

中千本公園から如意輪寺までが実は山道で大変でした。下山の場合は踏ん張るので足が疲れやすいと思いますが、舗装されたルートより傾斜がある山道です。地図で言うと赤い線のルートですね。人っこ一人いない山道を夕方になり下山していたので心許ない感じもしましたが、ハイキング道としてはマイナスイオンを感じながらの山道なのでこちらの方が好きだと言う方もいるでしょう。

如意輪寺では私たちが立ち寄った日はNHKの生中継を行う日だったので芸能人の方がたくさん集まっている賑やかな感じでしたが、それがなければ結構山奥にあるさみしい感じの場所だと思います。

如意輪寺を超えると山道ではなくまた塗装された道になります。

逆に近鉄吉野駅から如意輪寺経由でハイキングをしながら中千本公園で花見をするルートも考えられます。より山道を感じながらハイキングをしたい方にはこちらのルートがおすすめです。ただ、傾斜があるので体力は必要だと思われます。

吉野山の花見は日本全国でも桜の名所として人気スポットですが、行ってみるまでなかなか全体像が把握できなかったため、今回徒歩でも攻略できるルートをご案内しました。少しでも皆さんのお役に立てれば光栄です!

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