海外旅行、特に個人旅行で世界をまわっている時、少なからず何かしらの危険を感じた経験がある方は多いはず。特に、安全な国、日本で生活をしていると危険な瞬間に出会うことは日常生活で滅多とありません。海外に出る前に、必ずやっておくべきことは、行き先の国の危険情報を得ることです。
幸い、我々Getbusylivinworldは大きな事件に巻き込まれることなく世界旅行を続けていますが、それもこれもとにかく慎重な性格が功を奏していると信じています。旅行にいく前には、とことんリサーチをしますし、危険を感じた場合は無理をしません。
Getbusylivinworldの世界旅行が可能だったわけ♪
みなさんが、旅行に出た際に少しでも参考になればと思い、実体験での怖かった瞬間をご紹介します。ランキング形式にしようかと思いましたが、それぞれの経験を比較することもできないという結論に至りました。よって、各国でのそれぞれのエピソードはどこのどれが最も危険だとは言い切れませんので悪しからず。
また、我々Getbusylivingworldは二人とも、実は一般的ないかにも日本人という風貌はしていないです。自分で言うのもなんですが、二人とも海外生活が長いので、持ち物から服装まで一般的な日本人観光客というよりかなりカジュアル格好で、(多分)態度もかなりデカいです(笑)だから、海外旅行ではなるべくオシャレとか忘れましょう〜
中南米のブラジル 危険な国ランキング度は上位
トルコ辺りなども含めてヨーロッパは各地を周っていましたが、やはり中南米は危険度から言えばかなりランキング上位になります。スキミングやスリなど、命に関わる様なレベルではない犯罪が多いヨーロッパに比べ、中南米では命への重さが軽んじられる様な犯罪が多いですよね。
滞在ホテルはコパカバーナビーチの地下鉄駅も近く比較的観光地として発展した人通りの多い場所でしたが、ホテルのスタッフおすすめのシュラスコレストランまでの1Kmほどを歩く時に生きた心地がしない程、恐ろしい思いをしました。日は暮れた夕方以降で、人通りもそれなりにあるのですが、どこか目つきの悪い感じの人たちの視線を感じ続けていたので、とにかく足早に歩きました。何が具体的にあったわけではないのですが、何かありそうな雰囲気が常に漂っているのです。一番の大通りをひたすら歩きましたので、道も全くそれずに歩きました。きっと、心配しすぎだったのかもしれませんが、その何か嫌な雰囲気という空気感は色々旅行した中でブラジルは別格でした。
大聖堂からセラロン階段までも、距離にして1Kmもない程なのですが、その日は雨も降っていて何となく日中なのに薄暗い。まず、何だか男がついてきて我々に声をかけているのに気づ聞きました。でも、気づかないフリをして前に進み続け、ちょうどホテルか何かの裏口付近でスタッフの人たちがタバコ休憩みたいな事をしているのが前方に見えたのでそこに飛び込みました。スタッフたちも、後ろからついてきていた男を怖がっているんだなってわかって、一緒にいてくれたので、その男をやり過ごす事ができました。ただ、スタッフたちは笑っていたので、多分、そんなに危害を本当に加える様な男ではなかったかもしれません。
そして、そこからさらに階段に向かって進みます。途中でやめるにも、元来た道を歩きたくもありません。次は、前から若い兄さんたちがフードをかぶって、いかにも怖そうに近づいてくるのです。怖くて、きびすを返しました。返したところに、別の観光客のカップルがいたので、「そこは危ないかもしれないよ」と前方から来る人たちへの注意を促しましたが、そのカップルは「あいつらは大丈夫。自分たちはエクアドルから来てるから大体その辺はわかる。階段まで一緒に歩こうか?」とオファーしてくれたので、一安心。もちろん、ここでこのカップルを信じる信じないはあるかもしれませんが、我々も周りがある程度開けたお店もある様な場所であったことと、階段までの道のりが頭に入っていたので(別の道に連れて行かれる心配はない)カップルもいたって普通のエクアドルカップル(?)風だったのでそのオファーに甘えました。そして、色々とエクアドルの話などを聞きながら階段まで連れて行ってくれました。
この話からわかる様に、本当に危害を加える様な人物に危害を加えられる状況にはなっていないので、あくまで空想上の恐怖感だった可能性も大いにあるのですが、とにかくブラジルという国は何か危険を感じさせる雰囲気が漂っていました。
同じ様に、ブラジルのサンパウロもかなり危険度が高そうな印象があります。ホテルからダウンタウン(観光の中心)までUberで1時間暗い乗り、車窓からの景色を見ている中でとにかく「絶対歩けそうにない」街並みというのが続いている地区が目に飛び込みます。リオデジャネイロよりハードル高そうだなって言う印象をもちながら短いサンパウロ滞在を終えています。
我々が他に行った南米の国がペルー、チリ、アルゼンチンなど比較的治安は安定している国だったのもあると思いますが、ブラジルはその中でも格段に安全度が下がりそうな国でした。他にもボリビアのラパスあたりは、場所によっては恐怖感を感じる瞬間もありましたがブラジルのそれよりはよかったです。コロンビアやエクアドルなどあのあたりにはまだ行っていないので、もしかしたらブラジルはそれらの国よりは観光しやすい可能性はあります。
最後に付け加えたいのは、だからと言って、ブラジルには行くな!と言ってるわけでは全くありません。むしろ、中南米の中でもう一度訪れたい都市のトップはリオデジャネイロです!コパカバーナビーチの開放感、切り立った山々と街並みとの融合も美しく、街並みも素敵です。アマゾン旅行でマナウスにも滞在しましたが、もっとディープに見てみたい場所でもあります。ブラジルは一押しの場所ではありますが、とにかく念には念を入れた注意を持って観光してください。
ブラジル旅行記♪
アメリカ グレイハウンド やっぱり危険度高いのか
アメリカの旅って最高です。都市ごとに色々な文化のある見どころ満載の国。だから、アメリカ旅行は大好きなのですが、これは怖かった!と言う体験も悲しいことにあります。
私103は、アメリカをグレイハウンドバスで45日間、一人でバックパッカーをしたことがあるのです。その半分の日は、車中泊なんてハードな事をやっているので結構、グレイハウンドバスには乗り慣れてはいたし、父親を連れてNYを拠点に他都市へグレイハウンドで観光に行ったこともありました。が、その中で、一度だけ、それが今のところ最後のグレイハウンド経験となっていますがGetbusylivingworld二人でボストンからNYへ夜行バスに乗った時に超恐怖体験をしました。
結果として、その乗ってきた叫んでいた男は何もすることもなくバスをNYで降りたのですが、最初から乗り方も迷惑な感じでした。出発間際に乗り込んできて、チケットをまだ買ってなく、すったもんだで出発を遅らさせる形で乗車。最初は静かでしたので、車内もシーンとし、我々も寝ていたのですが、突然、その男がドライバーさんの横まであゆみよってワーワーと叫び始めました。支離滅裂なので、何について怒っているのかははっきりわかりません。社会への怒りを叫んでいます。NYに行っても、仕事もない。ここで降ろせ!とか。
こちらとしては、どこでも良いので、降ろしてしまえば良いのにと本当に思っていたのですが、頑なにドライバーは高速道路で人を降ろせないと言うのです。
「どうせ到着したら通報して、警察に引き渡すつもりだろ」と男。
そんなことはしないので、とにかく安全にNYまで皆を連れて行くので、君はNYに着いたら降りて好きなところに行けば良い。
そんなやりとりが延々と続きます。本当に生きた心地がしなかったです。いつ、拳銃が出てきてもおかしくないのでは(映画の見過ぎでしょうか。。。)と恐怖感いっぱいです。
良かったのは、その男もドライバーも同じ黒人さんだったので、人種差別に対する怒りも叫んでいましたが、ドライバーさんも黒人だったのでそこら辺はお互い兄弟だろ、的な話に落ち着いていました。とにかく、ドライバーが冷静沈着に運転をしてくれたので、最後にNYについて男が飛び降りた後は乗客はドライバーさんに感謝を伝えていました。
もう一度、言いますが、103はグレイハウンドでアメリカ何十都市と周ってきましたが、この経験は一度だけです。だから、グレイハウンドが危険だと思いたくはないのですが、当分、アメリカのバス旅行は辞めておこうかな、とその経験から考えています。
アメリカの中でここは怖いなって感じたのはサンフランシスコのダウンタウンにあるテンダーロイン地区です。何がすごいかと言うと、テンダーロイン地区はダウンタウンの中でもかなりメインの繁華街から道を1本入っただけの場所にあるのです。1本通りを進むだけで、ガラッと雰囲気を変えるその変貌ぶりがすごいです。
ガイドブックにも危険地域として書かれていますので、それを信じてできれば訪れない方がいいと思います。我々は、こともあろうかそこにある警察を訪れる必要があったので、仕方なく入ったのですが、いく先も警察だしひとまず何もなく済みましたが、通り自体は歩いていても普通じゃない香りがプンプンとしていました。サンフランシスコのホテルは高いので、テンダーロイン地区は比較的安価に綺麗なホテルに泊まれるのですが、絶対やめた方がいいです。旅慣れた我々でも、この地区のホテルは絶対選びません。
アメリカ旅行記♪
モロッコ シャウエン
モロッコって親日の人も多いし、アフリカ大陸の中では観光しやすい国だと言うことは前提として、唯一103の旅行経験の中で追いかけられたのがモロッコのシャウエンでした。
そう、シェフシャウエンはモロッコの中でも一番と言っても過言ではない青い街なみが美しい場所です。
日中にGetbusyivingworldの二人はシャウエンの全景が見渡せる展望スポットのスペインモスクへと向かいました。街の中心地から山道を歩いて30分ほどの場所で、さほど辺鄙な場所でもありません。山道と言っても、開けている道なので常にシャウエンの街並みも眺望できたため、疲れた103は途中で頂上(スペインモスク)は断念することに。Nemuのみが先に進みます。本当に開けた場所なので、危険も何も感じずに103は岩に座って少しの間、景色を眺めていました。すると、下から20代前半ぐらいの若い男性が一人でやってきます。遠くから見ると笑顔の様で、危険な感じは全くしなかったのですが、だんだん近づいてくるとズボンもパンツも下ろしてニヤニヤしながらやってくるのです。
気づかないフリをしてやり過ごそうかと思いましたが、本当に危険な人物である可能性も拭えないので自分も上にとにかく進むことに。すると、走って追いかけてき始めたのです。
これは流石にまずいと思い、運動音痴ながら103も走ることに。すると、前方から家族連れがやってきます!思わず、変な男に追われているので一緒に山を降りて欲しいとお願いします。20歳前後の若い娘二人と父親のフランス人たちは「もちろん!」と優しい声をかけてくれたので、これほど心を撫で下ろしたことはないくらい安心しました。
家族の存在に気づいたのか、立ち止まっていた私たちを通り過ぎる時には普通にズボンを履いて、目を合わせない様に足早に上に向かっていきました。
フランス人家族が下山するまでずっと一緒に降りてくれ、観光客の多い場所でNemuと再会して、どれだけ嬉しかったか!
モロッコ旅行記♪
海外旅行 危険な国 危険な場所って結局
具体的な危険を感じた体験をあげましたが、結局、どの国のどの場所が一番危険だ、と言い切ることはできません。
過去にも日本人旅行者が色々な不運で事件に巻き込まれていることもあります。それが、その国だったからなのか、その国が本当に危険なので避けた方が良かったのかなど誰も言い切ることはできないでしょう。
大切なのは、自分の知っている慣れ親しんだ文化(多くの場合、日本の文化)の価値観とは違う場所にお邪魔していると言うある程度の緊張感を持って旅行を常にすることではないでしょうか。
日本ももちろんなのですが、Getbusylivinworldの場合は、オーストラリアに長く住んでいますので、これまた日本と同じぐらい安全な国なのです。その感覚で海外に出ると、自分から危険を呼び込む可能性もあります。とにかく、気を張って、常にいつ危険に遭遇するかもしれないと言う思いを頭の片隅に置いたままで旅行をするしかありません。そして、ガイドブックに書いてある危険情報や他の旅行者が伝えるこのブログのお話の様な事を事前に情報として知っておく事が自分の身の安全を確保することになります。
そう言う心構えがあれば、危険をなるべく避ける事ができる楽しい旅にできるのではないでしょうか。皆さんの世界旅行が安全で楽しい思い出でいっぱいの旅になります様に!
海外旅行 トラブルシューティング術!