世界各国、各都市周って来ましたが、キューバは行っておいて良かった!と心から思える場所です。限られた時間でせっかくキューバ旅に出るならしっかり予習して、多くの刺激を受けそして素敵な思い出を残したいものですよね。
ハバナ、サンタクララ、トリニダーと3都市をご案内。今回は、最もメジャーな街、ハバナです。
ハバナ 絶対行こう! キューバのイメージ通りの街
ハバナは国際空港もあるので多くの方が必ず通過する都市です。リゾート地バラデロを目的地としている場合は、バラデロIN&OUTも可能かもしれませんが、多くの方がイメージするキューバそのものを体験するにはハバナは欠かせません。
クラシックカーに乗ってみる 意外に簡単
キューバ人にしてみれば、あまり乗り心地が良いとは言えないクラシックカーのタクシーは意外に簡単につかまります。観光客目当てでクラシックカーでのタクシーがたくさん走っていますので、わざわざ事前にツアーなどに申し込みする必要はないでしょう。
トリニダーの宿主のキューバ人にタクシーを呼んでもらった時も「クラシックカー」をお願いしてみたのですが、宿主としてはWHY?って不思議に思っている模様。長時間乗るなら乗り心地もよくエアコンの効いた今どき車がいいだろうと。なので、意外に日常使いにはクラシックカーを避ける人もいるみたいですね。
もちろん、トリニダーなど他都市でもクラシックカーに乗る機会はありますが、できればハバナの街で体験してみたい。
ハバナは、どこか現代的なものを取り込みつつ、それでも発展途上感も残るユニークな街です。その風景にクラシックカーが異質でありながら、どこか違和感なく溶け込んでいるのが刺激的なのです。クラシックカーで、海沿いや重厚な街並みや混沌としたストリートを走り抜けるのは異国に来た、ときっと実感するはずです。
乗り方は簡単。クラシックカーのタクシーが街中にたくさんいます。私たちは、ハバナの対岸カバーニャ要塞の大砲の儀式を見た後、お客さん待ちをしていた多くのタクシーの中からクラシックカーを選びました。
キューバでは何度かタクシーを使っていますが、私たちの経験としては危険を感じることはなかったです。大体の場合は、宿主の方を通してタクシーを予約してもらっていたのですが、何度かタクシースタンド(たくさんのタクシーが客待ちをしているあたり)から何人かの人と話て相場を確認してから乗り込みました。ただ、このような方法は他の中南米の国では危険かもしれません。ブラジルやペルー、メキシコではタクシーでなくUberを利用しました。キューバでは流石に2017年の時点ではUberはいなかったです。
カバーニャ要塞 ローカル感いっぱいのクルーズと迫力のある大砲の儀 行き方も
ハバナには4つの要塞がありますが、限られた時間だったので今回は一番有名なカバーニャ要塞のみに行きました。理由は「大砲の儀式」をみてみたいから。毎日午後9時より兵隊による儀式が執り行われています。
行き方はタクシー、バス、フェリー。
行き | 帰り |
フェリー | タクシー |
1CUP(?) | 6CUC |
旅先であえてフェリー に乗るのが好きなので、キューバでもぜひショート航海をしてみたい!という思いから行きは絶対フェリー だと決めていました。
フェリー の金額が定かでは無いのは、宿のオーナーさんが私たちを宿近くのフェリー 乗り場まで連れて行ってくれ、乗せ込んでくれたから。しかも、フェリー 代もなぜか支払ってくれました。観光客だとわかればCUCでの支払いだったかもしれません。
フェリー はあっという間の10分程度で対岸へ。とにかく地元民しか乗っていないので、キューバに来て一番最初の観光だったのでドキドキで圧倒されました。が、何もそこまで恐ることもなく無事到着できました。
ただ、ここからがそれなりに遠い。要塞は高い場所にあるので、フェリー 降り場から一山登ります。事前に上を目指すという情報は得ていましたが、現地の人に歩き出す方向を確認しました。パッとみわかりやすい感じではありませんので、歩き出しを確実にしましょう。
登り方は二通りです。
- 車道に沿った緩やかな坂道
- 直線距離の急な石階段
私たちは石階段を選びました。日本で生活している人なら、日本の神社などにある急な石階段を想像してみてもらえれば、そんなに無理ではないとわかっていただけるでしょうか。運動音痴の私でも難なく登っていけました。車道の方を歩いてないので比較できませんが、階段は悪くないです。途中、民家などもありキューバのローカル感も楽しめます。
登り切ったところがひらけた場所でキリスト像が立っています。そこまでくると観光客と出会いますが、そこまではなかなかいかにも観光客と言う姿は見ませんでした。
そのキリスト像のあたりからチェゲバラ邸などもあり、要塞まで何もない広々とした道を10分程度歩きました。と言うことで、ここまで旧市街からくるのにある程度の時間がかかりますのでフェリーを使おうと思っている方は片道1時間は見ておいてください。
思いのほか時間がかかったので要塞の中に入ったのは20:20ごろで21時の大砲の儀まであまり時間がありませんでした。よって、要塞の中をゆっくり観光できなかったのは残念。出店も出ていたり、展示物もほぼみることができていないので興味のある方はぜひ早めに到着を。
前情報では20:30には人がごった返してるので早めに場所取りをした方が良いと見ていたのですが、私たちの経験から言うとどこで見ていてある程度儀式は見えるので場所取りに時間を費やす必要はないと思います。もちろん、一番近くでみたいと言う強い思いがあれば早めに待つこともありですが、兵隊さんたちは行進して大砲までやってきますし、その動きなどは大砲近くだと全く見えない可能性もあります。少し離れた場所で俯瞰すると言うのもありですね。
ライトアップなどもあまりないので、全体的に暗いです。それが帰って厳かな雰囲気。そして、こんなに近くで大砲の鳴り響く音を聞いたのは初めてでした。
大砲の儀の後、みんな一斉に帰り始めるので要塞をでたところに多くのタクシーが待っています。そこで交渉しながら6CUCで旧市街まで一気に戻りました。6CUCは相場より安めではあったと思いますが、ただ、そこに他のヨーロッパの観光客も同席でした。
ハバナ ヘミングウェイのゆかりの場所も
ヘミングウェイの老人と海はハバナ近郊が舞台。マイアミで生活していたヘミングウェイにとってキューバはアクセスしやすい場所でもあったのでしょう。
そこでヘミングウェイゆかりの場所が観光客にも人気です。
ホテル・アンボスムンドス
ピンク色の外観が可愛くてキューバ的なホテルの511号室が博物館になっています。ヘミングウェイがこの部屋で創作活動を行なっていたと想像すると感慨深いです。ここのホテルにも素敵な雰囲気のバーがあります。
ラ・ボデギータ・デル・メディオ
上記のホテルの近くにあるヘミングウェイがモヒートを楽しんでいたバー。観光客も多くて賑やかです。
ラ・フロリディータ
ヘミングウェイがダイキリを好んで飲んでいたバーという事で、彼の銅像もバーカウンターに作られています。ホテルから1kmほど離れていますが、他の観光地もあるので観光がてらぜひ立ち寄ってください。
他にもぜひ訪れたいハバナの名所はありますが、特に絶対欠かせないスポットを紹介しました。
このブログの表紙を飾っているチェゲバラが形取られたビルがある革命広場には、ゲバラの近くにもう一人の英雄カミーロも。ホセ・マルティ記念博物館などもあるのでこちらも訪れる人も多いはず
私たちは時間がなかったので宿のオーナーさんおすすめの「空港に戻るときに立ち寄る」方式にしました。ちょうど革命広場は旧市街と空港の間にあります。タクシーと交渉してくれて革命広場に立ち寄ってもらいました。博物館にまでいく余裕はありませんが、チェゲバラとカミーロと一緒に記念撮影の時間はさほどかかりませんので、おすすめです。
次回は、チェゲバラのお墓があるサンタクララ、そして世界遺産の町トリニダーも紹介していきます。