昨今、日本社会へのストレスから負の連鎖の様なネガティブな空気が漂い、特にコロナ渦で不安に駆られ、希望が消えてゆく様な現状だからこそ海外移住が話題にされています。
海外移住 永住 理由
103が日本に一時帰国し、日本で働いてみた現時点で声を大にしてお伝えしたいのが、日本以外の国で生活できる選択肢を持つことが大きな意味があると言うことです。
過去、オーストラリアに10年以上暮らしていた間では年に数度観光客として日本に帰国していました。日本で受けるサービスはクオリティも高く、素晴らしい国だな、という印象を上手に植えつけてくれるには十分な体験です。では、何故日本ではなく海外での基盤づくりを勧めているのでしょうか。
日本脱出
日本は、お客さんとしてサービスを受けるだけの環境にいることができれば素晴らしい国です。何が日本脱出へ駆り立てるのかと言えば、労働環境が一番の要因です。
日本とオーストラリア労働環境について考察はこちら♪
労働環境 人間関係とストレス
一番の退職や転職の理由が職場の人間関係だと言われてひさしいですが、この人間関係への悩みは尽きることが無さそうです。
海外で全く人間関係の悩みが無いのわけでは無いでしょうが、日本のそれは異様です。本音と建前、ノーと言えない性格、刷り込まれた世間体など、どこか一つの企業が労働環境制度を変えたからと言って解決できる様な問題ではありません。
103も海外での就労期間の方が断然長いので、日本社会での経験の方が短くはあります。日本の一般企業で今回働いてみて、ストレス溜まる労働環境であるという事を実感しています。
ここでは、そのストレスについては割愛して、何故、移住を勧めるのかのお話を進めて行きます。
就活生も海外逃亡あり!
労働条件
労働条件が完璧だとも言い切れないのが日本です。
終身雇用は、安定や保障と言う安心感をもたらしました。退職まで一つの会社で与えられた職務を全うし、退職金と年金でぎなぎなと暮らし、家族に自分の現金または自宅と言う資産を相続させる。それが一般的な幸せの形だったのではないでしょうか。
そう言った価値観に、実は違和感を覚えてきた人たちというのが、日本を脱出した人たちです。
終身雇用で安定を買うより、リスクがあっても現在の時間を楽しめる労働環境も存在するのです。さらに、昨今では、本当に終身雇用や年金頼みの人生が確約されているのかすら不確かです。
サービス残業、消化できない有給を我慢せず、転職もポジティブに捉えられる社会と言うものが存在します。人生を終わらせる様な選択をする必要はないです。そんな過酷な、理不尽な環境は、実は日本を出る事で解決されるかもしれないのだとしたら、チャレンジしない手はありません。
ワーキングホリデーについて♪
移住先の決め方 条件を吟味する
ただ、日本の労働環境から逃れるために海外へ脱出したとしても、もちろん日本の良さを全て失ってまで移住する必要があるでしょうか。
安全第一
日本の一番の良さは安全です。当たり前だと思うかもしれませんが、こんなに安全な国は世界で一握りでしょう。小学生が一人で電車やバスで通学する姿に外国人は度肝を抜かれます。夜の女性の一人歩きも日常光景です。地下鉄での居眠り、フードコートでマクドナルドに行く前に財布を置いて場所とりしたり、無防備な口の開いた肩掛け鞄を常用する。安全所以の行動です。
旅行でしか訪れては無いですが、ブラジルのリオデジャネイロやサンパウロでは日中人通りの多い所を歩くだけでも生きた心地はしませんでした。ヨーロッパ諸国でのスリ体験、トルコでの緊張感、モロッコでの執拗な声かけ、メキシコの交通事情の激しさ、キューバでのストリートフードでの食中毒など挙げればきりがないくらい日本の環境よりハードな面を思いつくことができます。
日常生活を安心して過ごすためには安全という観点が非常に大事です。
移住先の条件 貨幣価値
また、貨幣価値も大きく人生を左右します。
例えば、このサイトのパートナーのNEMUは、東南アジアでの数年の就業経験があります。現地採用だったのでローカルの人よりはもらっていたけど給料は駐在の人よりも安かったという事です。なので、その国で生活する間は、現地の人より給料が高いので、それなりの生活もできます。しかし、日本や海外へ休暇旅行に出るときにこの貨幣価値の不利さを目の当たりにします。簡単に日本に帰省するのもままならないのです。
ストレスを抱えて、アンハッピーに日本で生活するぐらいなら、生活水準を落としたとしても通貨が弱い国で幸せに暮らした方が良いことは確かです。ささやかな幸せの方が、不幸せよりベターだと考えるからです。
コロナ禍で海外移住が現実的に。
日本へのアクセス 帰省のしやすさ
完全に日本の行き来が必要になる人も少ないのでは無いでしょうか。特に最初のうちは何かと日本へ帰国することもあるでしょう。
ご想像の通り、北米やヨーロッパは片道12時間はかかるでしょう。さらに国際空港から国内線や空港へのアクセスを考えると1日がかりの移動です。
時差の関係も含め、日本が物理的にあまり遠く無いという環境は長い目でみたらとても便利です。
移住先のおすすめ オーストラリアまたはニュージーランド
以上、安全、貨幣、アクセスを考えるとオーストラリアもしくはNZは日本人にとって移住先として強くおすすめします。
どのポイントでも、ほぼ日本と同じ感覚での生活を送ることができます。
実際、103はオーストラリアで10年以上生活していますが、日本での生活が良かったなと思えるのは平均的なカスタマーサービスの質の良さぐらいかもしれません。オーストラリアも決してサービスが悪いわけではありません。ただ、スタッフによって対応が変わったり、日本ほど真摯に向き合う姿勢はないので、物事がスムーズに行えないことも多々あります。これは、日本のサービスの良さが際立っているというだけであって、オーストラリアがサービスが低いわけでは無いです。
また、同じ様に、ニュージーランドも暮らしやすさではオーストラリアに並びます。貨幣価値がオーストラリアより弱いところはありますので、NZ人でオーストラリアに出稼ぎに来ている人も多いですが、決して、NZが暮らしにくいわけではなくオーストラリアの方が単純に給料が高く仕事が見つけやすいからでしょう。
特にオーストラリアは北のケアンズからだと日本まで7時間を切る飛行時間です。ケアンズは移住した日本人にとって人気の土地の理由が分かりますね。帰省が簡単であるという利点は大きいです。
番外編ですが、オーストラリアもNZも移民が多いので食べ物のバラエティやクオリティが優れています。BBQなどの肉料理からアジア食も本格的ですし、健康志向の方向けの食事もあります。また、私がオーストラリアで長く暮らせる!と思ったのが牛乳です。カナダで2年半ほど暮らしましたが、残念ながら牛乳が美味しくなかった。その点、オーストラリアもNZの乳製品が美味しいですよ。
移住方法 ビザ 一番の難所
最後に、日本のパスポートで海外に住むとなったときに必ず立ちはだかる壁がビザという高い壁です。
世界中探しても、ビザなしで現地の人と同じ様にすぐさま生活できる国はないでしょう。このビザの壁をクリアするためには別の問題があるのでオーストラリアの永住権については別途記事を載せていますので、興味のある方はどうぞ下記をご覧ください。
リタイアしてお金が十分にある方は投資移民や、もしくはそもそも働く必要がない場合は観光ビザでも海外移住は可能でしょうが、きっと多くの方はまだまだこれから資産を増やし、経験を積んでいく段階の方ではないでしょうか。その様な方も、計画的に戦略的に物事を進めてください。103を含め、オーストラリアにもNZでも、自身で挑戦しビザを勝ち取った人はたくさんいます。チャレンジあるのみです!応援しています!!
永住権の取得方法の現実について♪
永住権の取得後のお話♪